スーパーのソース売り場で、久しぶりにじっくり裏を見比べました。思っていたより変なものは入っていない。ただ、糖類のところは想像通りでした。そんな確認をしていたら、PB商品の裏で予想外のものを見つけます。
思ったより変なものは入っていなかった
ソース売り場に立って、まず思ったのが「意外と何も入ってないな」でした。
ウスターソースも中濃ソースも、並んでいるのは野菜と果実、醸造酢、糖類、食塩、香辛料。トマト・たまねぎ・にんじん・りんごあたりが先頭に来て、そこに酢と塩とスパイスが加わる構成。植物油の表記が見当たりません。乳製品もない。
カレールウの裏を見たときは油脂の表記がずらっと並んでいて、これは無理だなとすぐ棚に戻したんですけど、ソースはそれとはまったく違いました。
考えてみると、ソースはとろみをつけるにしても油ではなくでん粉を使う。乳化させる必要もない。油が入る理由がそもそもないわけです。言われてみれば当たり前なんですけど、実際に裏を見るまで気づきませんでした。
うちでウスターソースは家族が使うもので、自分は控えめにしています。それでもまったく使わないわけではないので、何が入っているのかは知っておきたかったところです。
考えてみると、原材料表示を読む習慣がついたのは4毒抜きを始めてからでした。それまでは商品名とパッケージの雰囲気だけで選んでいたので、裏を見るという発想自体がなかったです。

ただ、糖類のところは想像通り
油と乳製品がないのは良かったんですけど、糖類のところはやっぱりという内容でした。
カゴメの醸熟ソース ウスターは、糖類(ぶどう糖、砂糖)。中濃も同じくぶどう糖と砂糖です。
そしてPB商品のほうは、砂糖類(ぶどう糖果糖液糖、砂糖)。ここにぶどう糖果糖液糖が来るのは、だいたい予想がついていました。
4毒のうち三つは入っていなくて、残る砂糖のところで差が出る。ソースというジャンルはそういう構造になっているようです。
うちは砂糖を避けられないときだけ目をつぶるという線引きでやっているので、ぶどう糖と砂糖くらいなら許容範囲かなと。ぶどう糖果糖液糖まで来ると、優先度は下がります。
ぶどう糖果糖液糖については以前に一度調べたことがあって、そのときに避けたい理由も整理していました。だから今回も、糖類の欄に出てきた瞬間に判断がついたところがあります。一度きちんと調べておくと、次からの買い物が速くなるというのは実感しています。
PBの裏を見たら、製造元がイカリだった
ここからが今回いちばん驚いたところです。
PBの中濃ソースを手に取って、原材料を確認したあとに製造者の欄まで目を落としたら、イカリソースの名前がありました。
え、OEMなんかと。
PB商品って、どこかのメーカーが作っているんだろうなとは思っていたんですけど、実際に有名メーカーの名前が書いてあるのを見たのは初めてでした。
そうなると気になるのが、じゃあイカリの自社ブランドとどう違うのか。同じ会社が作っているなら、中身も似ているのか。それとも別物なのか。
その場で比べようとしたんですけど、その店にイカリの自社ブランドが置いてありませんでした。比較できないまま、原材料だけメモして帰ることになります。

種類が多い店じゃないと比較にならない
今回いちばん困ったのが、これでした。
近所のスーパーに置いてあるのはカゴメが中心で、選択肢がそもそも多くない。PBを見つけたのは別のドラッグストアでしたし、比べたいものが同じ棚に並んでいないというのは、地味に大きな壁です。
原材料を比較する記事を書こうと思ったら、種類が豊富な店を探すところから始めないといけない。今回それを実感しました。
とりあえず撮影用に何本か買って帰ったんですけど、手元に並べてみても、比べたかった組み合わせが揃っていないという状態です(笑)。
こういうのは、大きめのスーパーに行ったついでに少しずつ集めていくしかなさそうです。
撮影用に買った分は、家族が普通に使うことになりそうです。自分で消費する予定はないんですけど、写真を撮るために買ったものをそのまま置いておくのももったいないので。
あとで調べたイカリの自社ブランド
店では見られなかったので、家に帰ってからイカリの自社ブランドの原材料を調べました。
野菜・果実(トマト、にんじん、たまねぎ、レモン、パインアップル、プルーン、デーツ、マンゴー、ネギ、キャベツ)、砂糖、醸造酢、食塩、でん粉、香辛料、魚醤、鰹節エキス、昆布粉末、オイスターエキス、本みりん。
これを見て、けっこう違うんだなと思いました。
糖類が砂糖だけ。ぶどう糖果糖液糖が入っていません。旨味の出し方も、魚醤・鰹節エキス・昆布粉末・オイスターエキスと素材から取る方向で、本みりんまで使われている。添加物(着色料・増粘剤・甘味料)不使用、アレルゲン28品目不使用という表記もあるようです。
一方でPBのほうは、ぶどう糖果糖液糖、増粘剤(加工でん粉、キサンタンガム)、たんぱく加水分解物、調味料(アミノ酸等)。
同じ会社が作っていても、ブランドが変われば設計そのものが違う。値段の差はこういうところに出るのかなと。
ただ、これはあくまで公式サイトで確認した情報です。実物を手に取って見たわけではないので、店で見つけたら改めて確認します。
結局、目をつむれる範囲かどうか
一通り見終わって思ったのは、ぶどう糖液糖と糖類のところに目をつむれば、ソースはそこまで身構えるジャンルではないなということでした。
油が入っていない。小麦も乳製品も入っていない。避けたいものが四つあるうちの三つがクリアできているなら、悪くない部類です。
もちろん砂糖類が入っている以上、自分から積極的に使うものではありません。ただ、家族が使う調味料として台所にあること自体は、そこまで気にしなくてもいいかなと。
こういう線引きができると、買い物のときの気持ちが少し楽になります。全部を完璧にするのは無理なので、どこまでなら許容できるかを自分で決めておく。その基準づくりのために、原材料を見ているところがあります。

確認するときに見る三点
ソースの原材料を見るときに、うちがチェックしているのは次の三点です。
一つ目は糖類の種類。砂糖なのか、ぶどう糖なのか、ぶどう糖果糖液糖なのか。ここで優先度が変わります。
二つ目は醤油の有無。ソースに醤油が入っている場合、その醤油に小麦が使われていることがほとんどです。「しょうゆ(大豆・小麦を含む)」という表記を見落とさないようにしています。今回見た範囲では入っていませんでしたが、他社製品には入っているものもあるようです。
三つ目はでん粉や澱粉の表記。これ自体は問題ないんですけど、小麦澱粉と書かれている場合は小麦が入ることになります。単に「でん粉」とだけ書かれているものは、とうもろこしやじゃがいも由来が多いようです。
この三点だけ見れば、ソース類はだいたい判断がつきます。慣れれば棚の前で数秒。最初は面倒に感じましたけど、今では買い物の動作の一部になりました。
うちでのソースとの付き合い方
自分は基本的にソースを使いません。味付けは塩・醤油・みりん・酢・スパイスで足りているので、あえて足す場面がないというのが実際のところです。
うちの台所には自作のめんつゆがあって、これは醤油とみりんと出汁だけで作っています。スパイスカレーも赤缶と塩とガーリックとコリアンダーを合わせて自分で調合する。そういう作り方をしていると、市販の調味料に何が入っているかは自然と気になってきます。
ただ、家族は普通に使います。とんかつやコロッケのような揚げ物はうちでは作らないんですけど、それでも焼きそばや炒め物に使うことはあります。
だから完全に排除するのではなく、家族が使うものとして常備しておいて、自分は控えめにする。そのくらいの距離感で置いています。4毒抜きを家族に強制しないと決めているので、こういう形に落ち着きました。
家族の食事まで全部作り変えるのは現実的ではないので、こういう線引きは必要だなと思っています。自分の分だけ別に用意する日もありますし、共有できる部分は共有する。その配分を探りながらやっているところです。
ソースを使わなくても困らなかった理由
4毒抜きを始めてから、ソースを使う場面が自然と減りました。理由を考えてみると、そもそもソースをかける料理を作らなくなったからだと気づきます。
揚げ物はしないのでとんかつもコロッケも出てきませんし、お好み焼きも小麦を使うので作りません。焼きそばも中華麺ではなくビーフンやフォーに置き換えているので、ソース焼きそばという発想自体が消えていました。
料理そのものが変われば、必要な調味料も変わる。避けるものを決めたつもりが、結果として使う調味料の顔ぶれまで入れ替わっていたというのは、始めた当初には想像していませんでした。
いま台所で回っているのは、醤油・みりん・酢・塩・味噌・スパイス。この六つでほとんどの料理が成立しています。ソースがなくても困らないのは、そういう構成になっているからかなと。
まとめ
ソース類は、4毒の中では油・小麦・乳製品がほぼ入らないジャンルでした。気にするのは糖類の種類と、一部商品に含まれる小麦だけ。
そして今回の収穫は、PB商品の裏に有名メーカーの名前が書いてあることがあるという発見でした。同じ会社が作っていても、ブランドが違えば中身は違う。製造元が同じだから安心、という判断はできなさそうです。
比較したくても店に商品が揃っていないという壁もあったので、そのあたりは今後の課題です。大きめの店に行ったときに、少しずつ確認していきます。
こうやって一つずつジャンルを潰していけば、そのうち買い物の判断に迷わなくなる日が来るのかなと。まだ全然そこまで到達していませんけど、少しずつ範囲は広がっている感じがします。
次は加工肉あたりを見ていきたいところです。ハムやソーセージには乳たん白が入っているものがあるようなので、そのあたりも実際に確認していきます。
原材料は改定されることもあるので、最終的には手に取った商品の表示を確認するのが確実です。今回書いたものも、あくまで2026年8月時点で自分が見た範囲の記録になります。

